「LPを作ったのに、なかなか問い合わせが来ない」
「広告費をかけているのに、全然成果につながらない」
そんな悩みを抱えていませんか?
私は中小企業のWeb広告運用やLP制作を支援する「Recto」という会社を経営しています。これまで数多くのLPを見てきましたが、コンバージョン率(成約率)が低いLPには、共通するパターンがあるんです。
今回は、私が現場で実際に見てきた「コンバージョン率が低い5つの原因」と、その改善方法についてお伝えします。LPの成果に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. コンバージョン率とは?まず数値を把握しよう
本題に入る前に、まずコンバージョン率について簡単に説明させてください。
コンバージョン率(CVR)とは、LPを訪れた人のうち、実際に「問い合わせ」「資料請求」「購入」などのアクションを起こした人の割合のことです。
計算式は、「コンバージョン数 ÷ 訪問者数 × 100」で算出できます。
例えば、1,000人がLPを見て、20人が問い合わせをしたら、コンバージョン率は2%ということになりますね。
一般的に、LPのコンバージョン率の平均は2〜3%程度と言われています。ただし、これは業界や商材によって大きく異なります。
飲食やエンターテイメントなど検討期間が短い業界では4%以上になることもありますし、不動産や高額なBtoBサービスでは1〜2%でも健闘している場合があります。
まずは自社のコンバージョン率を把握して、業界平均と比較してみることが第一歩です。
2. コンバージョン率が低い5つの原因
では、本題に入りましょう。私がこれまで見てきた「コンバージョン率が低いLP」には、共通する5つの原因がありました。
原因①:ファーストビューで「何屋さんか」が伝わらない
これ、実は一番多い問題です。
ファーストビューというのは、LPを開いたときに最初に目に入る部分のこと。ここで「何のサービスなのか」「自分にとってどんなメリットがあるのか」が伝わらないと、ユーザーは3秒で離脱してしまいます。
実際、LPを訪れた人の60〜70%はファーストビューで離脱すると言われています。
「おしゃれなデザインにこだわりすぎて、結局何のサービスかわからない」
「専門用語ばかりで、初めての人には理解できない」
こういうLPは本当に多いんです。デザインの美しさと、伝わりやすさは別物。まずは「何屋さんか」を一目で伝えることが最優先です。
原因②:広告とLPの内容がズレている
これも非常に多い問題です。
例えば、広告で「初回限定50%オフ!」と訴求しているのに、LPを開いたらその情報がどこにあるかわからない。ユーザーは「あれ?さっき見た内容と違う」と感じて、すぐに離脱してしまいます。
広告で興味を持ってクリックしてくれた人の期待を裏切らないこと。これはLP制作の基本中の基本なのですが、意外と見落とされがちです。
私自身も過去に、広告とLPの訴求がバラバラになっていて、せっかくの広告費を無駄にしてしまった苦い経験があります。
原因③:ターゲットに刺さるコンテンツがない
「自社の言いたいこと」ばかりを並べていませんか?
LPで大切なのは、「ユーザーが知りたいこと」を伝えることです。
ユーザーは何かしらの悩みや課題を抱えていて、その解決策を探しています。だからこそ、「あなたの悩みを理解しています」「こうすれば解決できます」という流れで伝えることが重要なんです。
具体的には、「どんな悩みを解決できるのか」「導入した人はどう変わったのか」「なぜこのサービスを選ぶべきなのか」といった情報が必要です。
特にBtoBサービスや高額商品の場合、意思決定に必要な情報が足りないと、「もう少し調べてから」とユーザーは離脱してしまいます。
原因④:信頼性・実績が伝わっていない
初めて訪れたWebサイトで、いきなり個人情報を入力したり、商品を購入したりするのは不安ですよね。ユーザーも同じ気持ちです。
「本当に大丈夫かな?」
「この会社、信用できるのかな?」
こういった不安を解消するための「信頼の証」がないと、なかなかコンバージョンにはつながりません。
具体的には、導入実績や受賞歴、お客様の声、メディア掲載実績などが効果的です。「〇〇社に導入」「△△件の実績」といった具体的な数字があると、より説得力が増します。
特に知名度がまだない中小企業の場合、こうした信頼性を示す要素は非常に重要です。
原因⑤:ユーザーにストレスを与えている
最後は、意外と見落とされがちなポイントです。
ページの表示が遅い、スマホで見づらい、入力フォームの項目が多すぎる。こういった「小さなストレス」の積み重ねが、ユーザーを離脱させてしまいます。
特にページの表示速度は重要で、読み込みに3秒以上かかると、約半数のユーザーが離脱すると言われています。
また、入力フォームの項目が多すぎると、「めんどくさい」と感じてコンバージョン直前で離脱されてしまいます。本当に必要な項目だけに絞り込むことが大切です。
私たちの仕事は、ユーザーの行動を阻害するものをひとつひとつ取り除いていくことなんです。
3. コンバージョン率を改善する具体的な方法
ここまで原因をお伝えしてきましたが、ではどうすれば改善できるのでしょうか。私が実際に効果を実感している方法をいくつかご紹介します。
ファーストビューを見直す:「何のサービスか」「どんなメリットがあるか」を一目で伝えられるキャッチコピーと画像を用意しましょう。できれば具体的な数字を入れると効果的です。「業務時間を50%削減」「導入企業300社以上」など。
広告とLPのメッセージを統一する:広告で訴求した内容は、LPのファーストビューで必ず見えるようにしてください。期待と現実のギャップをなくすことが重要です。
信頼性を高めるコンテンツを追加する:導入事例、お客様の声、実績数などを具体的に掲載しましょう。できれば写真付き、企業名付きだと説得力が増します。
行動を促すボタン(CTA)を目立たせる:「お問い合わせはこちら」だけでなく、「無料で相談する」「今すぐ資料をダウンロード」など、具体的なベネフィットを示す文言に変えてみてください。ボタンの色やサイズ、配置場所も重要です。
入力フォームを最適化する:項目数は必要最小限に。名前、メールアドレス、電話番号くらいから始めて、詳しい情報は後から聞くようにしましょう。郵便番号からの住所自動入力など、入力補助機能も効果的です。
4. 改善は「仮説→実行→計測」の繰り返し
最後に、一番大切なことをお伝えさせてください。
LPの改善は、一度やって終わりではありません。
「ここを変えたら良くなるのではないか」という仮説を立て、実行し、数字を見て検証する。このサイクルを回し続けることで、少しずつコンバージョン率は上がっていきます。
小さな変化の積み重ねが、大きな成果につながることを、これまで何度も経験してきました。すぐに結果が出なくても、諦めずに改善を続けていきましょう。
もし「自分だけでは何から手をつければいいかわからない」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。一緒に改善策を考えていきましょう。